固定資産税はいくらかかる?さいたま市vs川口市vs所沢市、主要エリアの税額を比較

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固定資産税はいくらかかる?さいたま市vs川口市vs所沢市、主要エリアの税額を比較

[電卓と家の模型、税金の書類のイメージ画像]

住宅ローン以外に毎年かかる費用、それが固定資産税です

「夢のマイホーム!でも、買った後にかかる税金って、一体いくらなの?」物件価格や住宅ローン金利に目が行きがちですが、この「固定資産税」は、家を所有する限りずっと払い続ける大切なコスト。私がお会いするお客様からも、「最初の請求書を見て、思ったより高くて驚いた…」なんていう失敗談を時々耳にします。

後悔しない家選びのためには、この固定資産税を事前にしっかり把握しておくことが不可欠です。この記事では、埼玉県の主要都市である「さいたま市」「川口市」「所沢市」を例に、具体的な税額をシミュレーションします。この記事を読めば、あなたの家計に合った街選びの、強力なヒントが得られるはずです。

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そもそも固定資産税って何?キホンの「キ」

まずは基本からおさらいしましょう。固定資産税とは、毎年1月1日時点で土地や家屋(建物)などの「固定資産」を所有している人に対して、その資産がある市区町村が課税する地方税です。つまり、あなたが家を買ったら、その家がある市区町村に毎年納める税金ということですね。

計算式は、全国のほとんどの自治体で共通しています。

固定資産税額 = 課税標準額 × 税率(標準は1.4%)

ここで重要なのが「課税標準額」です。これは、物件の購入価格そのものではなく、市区町村が決定する「固定資産税評価額」を基に算出されます。一般的に、土地は時価の70%程度、建物は新築時で建築費の50~60%程度が目安と言われています。そして、この評価額は、土地の利便性や人気度によって大きく変動します。つまり、税率が同じでも、土地の価値が高いエリアほど、固定資産税は高くなるのです。

【超重要】知らなきゃ大損!必ず押さえたい「税金の軽減措置」

「税金って聞くだけで頭が痛い…」と思ったあなた、ご安心ください。マイホームのような居住用の不動産には、税負担を軽くしてくれる非常にありがたい「軽減措置」が用意されています。これを知っているかどうかで、年間の支払額が数万円単位で変わってきます!

土地の軽減措置(ずっと適用!)

住宅が建っている土地には、広さに応じて課税標準額を大幅に圧縮してくれる特例があります。

  • 小規模住宅用地(200㎡以下の部分):評価額が6分の1に!
  • 一般住宅用地(200㎡超の部分):評価額が3分の1に!

ほとんどの戸建てやマンションはこの特例の対象となり、土地にかかる税金が劇的に安くなります。

新築住宅の軽減措置(期間限定!)

新築の戸建てやマンションには、さらに嬉しい特典があります。建物の床面積などの要件を満たせば、新築後3年間(マンションなどの中高層耐火建築物は5年間)、建物にかかる固定資産税が2分の1に減額されるのです。この制度のおかげで、入居当初の家計が苦しい時期の負担が軽くなります。ただし、期間が終わると本来の税額に戻るため、4年目(マンションは6年目)から税金が上がることも覚えておきましょう。

【本題】さいたま市vs川口市vs所沢市 税額シミュレーション

お待たせしました。それでは、具体的なモデルケースで、3市の固定資産税額を比較してみましょう。ここでは、土地の価値(路線価)が高いとされるエリアを想定して計算します。

Case 1:新築戸建てを購入した場合

【設定条件】土地面積:120㎡、家屋面積:100㎡、長期優良住宅ではない一般的な新築住宅

項目さいたま市
(浦和区・駅徒歩15分圏)
川口市
(川口駅徒歩15分圏)
所沢市
(所沢駅徒歩15分圏)
土地の評価額2,400万円1,800万円1,200万円
建物の評価額1,300万円1,300万円1,300万円
土地の税額(年額)
(評価額×1/6×1.4%)
56,000円42,000円28,000円
建物の税額(年額)
(評価額×1.4%×1/2)
91,000円91,000円91,000円
合計年税額
(新築後3年間)
約14.7万円約13.3万円約11.9万円
4年目以降の
合計年税額(目安)
約23.8万円約22.4万円約21.0万円

※上記はあくまでシミュレーションです。実際の評価額・税額は個別の物件により異なります。

いかがでしょうか。建物は同じでも、土地の評価額が高いさいたま市浦和区と、所沢市では年間約2.8万円もの差が出ました。これが何十年と続くと考えると、決して無視できない金額差になりますね。また、4年目以降は建物の軽減措置がなくなるため、税額が大きく上がる点もポイントです。

Case 2:中古マンションを購入した場合

【設定条件】築15年、専有面積70㎡、駅徒歩10分

項目さいたま市
(大宮区)
川口市
(川口元郷駅周辺)
所沢市
(航空公園駅周辺)
土地の評価額(持分)800万円600万円400万円
建物の評価額(専有部)600万円550万円500万円
土地の税額(年額)
(評価額×1/6×1.4%)
約18,700円14,000円約9,300円
建物の税額(年額)
(評価額×1.4%)
84,000円77,000円70,000円
合計年税額約10.3万円約9.1万円約7.9万円

※中古マンションの場合、新築の軽減措置は適用されません。建物の評価額は経年により下がっています。

中古マンションでも、やはり土地の価値が高いエリアほど税額が高くなる傾向は同じです。さいたま市大宮区と所沢市では、年間約2.4万円の差となりました。

よくある質問(Q&A)

固定資産税はいつ、どうやって払うのですか?

毎年4月~6月頃に、市区町村から「納税通知書」が送られてきます。支払いは年4回の分割払いが一般的ですが、一括で支払うことも可能です。最近はクレジットカードやスマホ決済に対応する自治体も増えています。

税額はずっと同じですか?

いいえ、変動します。土地の評価額は3年ごとに見直され、地価の動向によって上下します。建物の評価額は、年数が経つにつれて価値が下がるため(経年減価)、基本的には少しずつ安くなっていきます。

検討中の物件の正確な税額を知る方法はありますか?

はい。不動産会社の担当者に依頼して、売主様から前年度の「納税通知書」の写しを見せてもらうのが最も確実です。また、「固定資産評価証明書」という書類を取得してもらうことでも確認できます。これは必ず購入前にチェックしましょう。

まとめ:税金は「暮らしのコスト」。あなたの価値観に合う街を選ぼう

固定資産税のシミュレーション、いかがでしたでしょうか。同じ埼玉県内でも、選ぶ街によって年間のコストに数万円の差が出ることがお分かりいただけたかと思います。

この税額の差は、そのまま「土地の利便性や人気度」の差とも言えます。どの街を選ぶかは、最終的にあなたのライフスタイルや価値観次第です。

  • さいたま市が合う人:税金は高めでも、県都としてのステータスや商業施設の充実、交通の便の良さを最優先したい方。資産価値を重視する方。
  • 川口市が合う人:都内へのアクセスを重視しつつ、コストバランスも取りたい方。活気のある街で暮らしたい方。
  • 所沢市が合う人:税金などのランニングコストを抑え、その分を趣味やレジャーに使いたい方。豊かな自然環境の中で、ゆとりのある暮らしをしたい方。

住宅ローンという「入口」の金額だけでなく、固定資産税という「出口」のコストもしっかりと見据えること。それが、後悔しないマイホーム購入の絶対条件です。ぜひ、このシミュレーションを参考に、あなたにとって最高の街を見つけてください。

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