不動産の購入の際に活用する検索サイトに関する記事です。
不動産ポータルサイトとは
不動産を探す際に活用し、物件がたくさん掲載されたサイトのことです。不動産検索サイト、不動産情報サイトでもあります。
最大手として「スーモ」が有名です。
不動産検索ポータルサイトは不動産の販売会社や仲介会社ではありません。
自社で掲載している物件を直接販売、仲介しているのではなく、売主や仲介会社からの依頼のもとに物件を掲載してる会社になります。
物件選びに不動産ポータルサイトを活用して、
実際に購入、借りる際の案内や契約は、不動産仲介会社で行います。
掲載されている物件の情報源
不動産仲介会社は、アクセスの多い不動産ポータルサイトに物件を掲載して集客を図ります。
では、仲介会社はどのように物件の情報を集めてくるのでしょうか。
自社で預かった物件だけポータルサイトに掲載しても少なくて集客を多くは見込めません。
そこでレインズから情報を引っ張ってきて不動産ポータルサイトに掲載しています。
レインズとは何でしょうか。
レインズは正式名称が、（REINS=Real Estate Information Network System）といいます。
レインズは一般ユーザー向けのサイトではなく、不動産業者しか見ることができないデータベースになっています。
そこには、日本全国で販売されている不動産が、ほぼ全て網羅されています。
仲介会社は、そのレインズから最新の物件情報を取得し、ピックアップした集客が見込める物件を不動産ポータルサイトに登録をします。
スーモなどで同じ物件がいくつも掲載されているのは、複数の会社が同じ物件をピックアップした結果です。
また、不動産仲介会社の店舗に行くと、たくさん物件を紹介されると思います。それはレインズからお客様に合った物件を紹介しています。レインズには物件の図面が貼り付けてあります。不動産ポータルサイトに既に掲載されている物件や、まだ掲載されていない物件もあります。
このように大きな不動産会社から小さな不動産会社まで、日本全国の物件情報を共有しています。
不動産ポータルサイトのタイプ
不動産ポータルサイトを大きく５つのタイプに分けます。
１．大手ポータルサイト
業界No.1のSUUMO（スーモ）を筆頭に、ホームズ、アットホームがテレビCMなどもあり有名です。
例）スーモ、HOME’S、アットホーム
２．独自サービスのサイト
独自サービスで閲覧数を獲得しているサイト
例）オウチーノ、いえらぶ、すまいーだ、楽待
３．おまとめサイト
大手サイトを含む、不動産検索サイトと提携して情報が網羅されているサイトです。
例）ニフティ不動産、ヤフー不動産、goo住宅・不動産
４．賃貸特化型
賃貸物件の検索に特化したサイトです。
いい部屋ネット、CHINTAI、ホームメイト、DOOR賃貸、マイナビ賃貸、テナントショップネットワーク
５．仲介会社のサイト
大手仲介会社も独自検索サイトを持っています。仲介会社もホームページで検索サイトを運営しています。
例）ノムコム、各社ホームページ
おすすめ！不動産検索ポータルサイト
おすすめのサイトは、次のような特徴があります。
エリアを絞って検索する際、市区町村名で検索します。
しかし、学区限定や、駅の東口限定などより絞ってエリアを検索したい場合、市区町村以下も指定できると便利です。
市区町村以下が選択可能なサイト
スーモ、ホームズ、athome、ヤフー不動産、ニフティ不動産、goo住宅・不動産（OCN不動産・賃貸）
スーモ、athome、ヤフー不動産、ニフティ不動産、goo住宅・不動産（OCN不動産・賃貸）
スーモ、athome、スマイティ、マンションノート、ノムコム
☆おすすめサイトのリンク
☆おすすめ不動産検索ポータルサイト
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タイプ別おすすめ順
大手ポータルサイト
SUUMO（スーモ）
言わずと知れたNo1不動産ポータル（情報）サイトです。
成約までに至る確率が他のサイトに比べて圧倒的に高くなっています。
掲載している物件数が多くCMをガンガン流しているので、認知度も高いと思います。
掲載する会社も反響が多いので更新に力を入れるため情報が新しく既に終わっている物件の掲載も少なくなっています。
LIFULLHOME’S（ホームズ）
日本の代表する不動産ポータルサイトです。
サイトやアプリが見やすいという評判です。
SUUMOと比べて物件の掲載費用が安いので、中小不動産仲介会社がたくさん掲載していて、同じ物件が複数紹介されているケースが多く見受けられます。
アットホーム（athome）
幅広く物件を取り扱うポータルサイトになります。
物件の掲載数は、スーモ、HOME’Sに負けますが、掲載している会社は多いのが特徴です。小さな会社しか扱っていない物件などが見つかることがあります。
独自サービスのサイト
不動産ジャパン
公益財団法人不動産流通推進センター（以下当センター）が管理・運営する総合不動産情報サイトです。
不動産業者向け検索サイトであるレインズ（不動産流通標準情報システム）を運営している会社です。
レインズの情報を一般の人にも閲覧できるようにしたのが不動産ジャパンです。但しレインズのすべての物件が掲載されているわけではありません。
賃貸、新築一戸建ての掲載が弱いです。
不動産ジャパンには4団体が参加しており、団体加入の業者が取り扱う、豊富な物件情報を集約して掲載しています。
（公社）全国宅地建物取引業協会連合会（ハトマーク）
（一社）不動産流通経営協会（ＦＲＫ）
（公社）全日本不動産協会（ラビーネット不動産）
（一社）全国住宅産業協会
オウチーノ
独自のサービスがある不動産情報サイトです。
こそだてオウチーノという学区限定で下がるサービスがありとても便利です。
スマイティ
運営会社が、有名な株式会社カカクコムになります。
物件数が豊富にあります。
一括売却査定サイト大手のHOME4Uと提携しています。
住みやすい街などスーモやLIFULLHOME’Sにはない、独自のサービスがあります。
いえらぶ物件検索
いえらぶCLOUDという不動産業務総合支援システムを販売しています。12000社に実績があり、広く不動産仲介会社のホームページを作成しており情報の連携も行っています。
すまいーだ
建売圧倒的日本一の飯田グループが運営する不動産検索サイトです。
飯田グループの物件のみ掲載されています。
飯田グループの物件は、住宅性能評価取得と大量仕入れでコストが安い物件を供給しています。
飯田グループ限定で探している方におすすめです。スーモより掲載情報が送れる場合があります。
すまいーだに資料を請求すると、同じ飯田グループの仲介専門会社、ホームトレードセンターから連絡がきます。ホームトレードセンターは、売主ではなく、仲介会社ですので、仲介手数料が唯一の収入源となっており仲介手数料が発生するので注意が必要です。
マンションノート
マンションに特化して、口コミに力を入れているサイトです。
nom.com（ノムコム）
不動産仲介大手野村不動産ソリューションズの自社サイトになります。
大手の中でもサイトに力を入れており、トップクラスのアクセス数があります。
野村不動産グループのマンションブランドにプラウドシリーズがあります。
おまとめサイト
スーモ、HOME’Sなど、複数の不動産ポータル（情報）サイトの物件情報をまとめて掲載しています。
ニフティ不動産
終了しても更新されていない物件が掲載されている場合があります。
物件検索パートナーは以下になります。
athome、LIFULLHOME’S、HOME ADPAKU、CHINTAI、スーモ、アパマンショップ、いい部屋ネット、ピタッとハウス、ビッレジハウス、MAJOR7、スモッカ、オンライン内見、レオパレス21。
Yahoo！不動産
物件数は大手ポータルよりも少なく、すべてのスーモ、HOME’S掲載物件情報が掲載されているわかではありません。
駐車場検索が可能になっています。
SREホールディングス（不動産仲介）の資本が入っており、偏りが指摘されて大手仲介会社が離れていきました。
goo住宅・不動産
NTTドコモが運営しており、情報量は同じです。
画面が使いやすい方を選ぶと良いと思います。
不動産情報提供元
スーモ、athome、HOME4U、アパマンショップ、スモッカ、LIFULLHOME’S、マンションコミュニティ、HOME4U、生活ガイド.com
OCN不動産・賃貸
goo住宅・不動産と同じNTTドコモが運営しています。情報量は同じですので、見やすく使い勝手の良い方を選ぶと良いと思います。
ホームアドパーク
大手ポータルサイトより掲載件数が少なくなっています。
主な提携サイト
スマイティ、ニフティ不動産、でじたる渋谷、タウンチバ
楽待
収益不動産に特化したサイトです。
まとめ
まとめ、どれがいい？おすすめ不動産ポータルサイト
次の４つのサイトを同時にチェックすることをおすすめいたします。
１．SUUMO（スーモ）
２．athome（アットホーム）
３．おまとめサイト
ニフティ不動産、goo住宅・不動産のどれか１つ
４．新築一戸建て：すまいーだ
中古マンション：スマイティ
収益物件：楽待
おすすめは、業界No１のスーモです。
掲載料が割安のため、小規模の不動産会社が掲載しているathomeにはスーモに掲載されていない物件もあります。
取りこぼしがないようにまとめ系としてニフティ不動産か、goo住宅・不動産で、検索の使い勝手が良い方を選ぶと良いと思います。
飯田グループ限定ならすまいーだ、中古マンションならスマイティ。プラウド限定ならノムコムも良いと思います。
基本的に、不動産仲介会社は、良い物件、割安物件を検索サイトに掲載しています。
あくまでも購入することが目的ですので、期限を決めて、優先順位を付けて、妥協点を見出しながら探しましょう。
不動産会社の会員登録の実態
不動産会社の会員登録には、実際にはあまり意味がないことが多いです。多くの不動産会社のホームページでは、会員登録をすると限定物件が閲覧できると謳っていますが、実際に登録してみると、他のサイトで紹介されている物件ばかりでがっかりすることが多いです。
会員登録の目的
会員登録の仕組みは、物件探しをしている人の個人情報を収集し、集客や定期的な追客のために利用されます。具体的には以下のような方法で行われています。
- 物件数の増加: 不動産ポータルサイトに掲載していない物件をレインズの情報から取り込み、物件数を増やしています。
- エリアの拡大: 登録すると閲覧できるエリアを広げ、物件数が増えたような錯覚を与えます。
- 早期登録: 仕入れた物件を他のサイトより少し早めに登録しますが、これらの物件はまだ建物が完成しておらず、市場相場よりかなり高価で、完成まで長い期間がかかることが多いです。
良い物件の探し方
良い物件は限定物件にせず、スーモなどのポータルサイトに掲載すれば多くの集客が見込めます。限定にしておく理由はほとんどありません。
レインズは不動産仲介会社が情報を共有するためのものであり、不動産仲介会社に一つ一つ登録しなくても、一社の仲介会社に依頼すれば情報の不利はほとんど発生しません。
おすすめの物件探し方法
スーモなどのポータルサイトに登録して最新情報を得ることをおすすめします。これにより、効率的に多くの物件情報を得ることができます。
このように、不動産会社の会員登録には注意が必要です。効率的な物件探しのためには、信頼できる不動産ポータルサイトを活用しましょう。